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ESP-IDF Quick Start

1. ESP-IDF Setup

2. Devices & Examples

CoreS3

Tab5 ESP-IDF 工場出荷時ファームウェアのコンパイル

本チュートリアルでは、Tab5のデフォルト工場出荷時ファームウェアをコンパイルする方法を紹介します。このファームウェアをベースに二次開発が可能です。

1. 準備

  1. 環境構築: 本チュートリアルはUbuntuをベースにESP-IDF開発環境を構築します。他のプラットフォームでのセットアップ方法は、ESP-IDF – Getting Started for ESP32-P4 (Linux & macOS)をご参照ください。
ESP-IDF バージョン
本チュートリアルではESP-IDFバージョンv5.4.1の使用を推奨します
  1. Gitを使ってesp-idfリポジトリをクローンし、指定ブランチに切り替えた後、ツールチェーンをインストールするスクリプトを実行します。
注意
. ./export.shコマンドの「.」とスクリプト名の間には空白が必要です。このコマンドはsource ./export.shと同等です。
git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-idf.git
cd esp-idf
git checkout v5.4.1  # 推奨
./install.sh
. ./export.sh
  1. 以降のidf.pyコマンドはESP-IDFに依存します。コマンドを実行する前に、ESP-IDFディレクトリ内でexport.shをソースして環境変数を有効化してください。詳細はESP-IDF – Getting Started for ESP32-P4 (Linux & macOS)をご覧ください。

2. ユーザーデモ

  1. Tab5工場出荷時ファームウェアのデモリポジトリをクローンし、esp-idfディレクトリと同階層に配置します。
git clone https://github.com/m5stack/M5Tab5-UserDemo.git
  1. M5Tab5-UserDemoフォルダに移動し、付属のPythonスクリプトで依存コンポーネントを取得します。実行前にPCにPython開発環境がインストールされていることを確認してください。
cd M5Tab5-UserDemo
python ./fetch_repos.py
  1. M5Tab5-UserDemo/platforms/tab5ディレクトリで、ESP-IDFのexport.shをソースして環境変数を有効化します。以下のコマンドはM5Tab5-UserDemoesp-idfが同階層にある場合の例です。ディレクトリ構成が異なる場合はパスを調整してください。
cd platforms/tab5
. ../../../esp-idf/export.sh

3. ビルドと書き込み

Tab5をUSBケーブルでPCに接続します。リセットボタンを長押しし、緑色LEDが高速点滅を始めたらボタンを放してダウンロードモードに入ります。ダウンロードモードになったら、以下のコマンドでファームウェアをビルド&書き込みします。

idf.py flash

4. 動作確認

書き込み完了後、画面上の各領域をタップして機能ユニットをテストしてください。

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