本チュートリアルでは、Tab5のデフォルト工場出荷時ファームウェアをコンパイルする方法を紹介します。このファームウェアをベースに二次開発が可能です。
v5.4.1
の使用を推奨します. ./export.sh
コマンドの「.
」とスクリプト名の間には空白が必要です。このコマンドはsource ./export.sh
と同等です。git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-idf.git
cd esp-idf
git checkout v5.4.1 # 推奨
./install.sh
. ./export.sh
idf.py
コマンドはESP-IDFに依存します。コマンドを実行する前に、ESP-IDFディレクトリ内でexport.sh
をソースして環境変数を有効化してください。詳細はESP-IDF – Getting Started for ESP32-P4 (Linux & macOS)をご覧ください。esp-idf
ディレクトリと同階層に配置します。git clone https://github.com/m5stack/M5Tab5-UserDemo.git
M5Tab5-UserDemo
フォルダに移動し、付属のPythonスクリプトで依存コンポーネントを取得します。実行前にPCにPython開発環境がインストールされていることを確認してください。cd M5Tab5-UserDemo
python ./fetch_repos.py
M5Tab5-UserDemo/platforms/tab5
ディレクトリで、ESP-IDFのexport.sh
をソースして環境変数を有効化します。以下のコマンドはM5Tab5-UserDemo
とesp-idf
が同階層にある場合の例です。ディレクトリ構成が異なる場合はパスを調整してください。cd platforms/tab5
. ../../../esp-idf/export.sh
Tab5をUSBケーブルでPCに接続します。リセットボタンを長押しし、緑色LEDが高速点滅を始めたらボタンを放してダウンロードモードに入ります。ダウンロードモードになったら、以下のコマンドでファームウェアをビルド&書き込みします。
idf.py flash
書き込み完了後、画面上の各領域をタップして機能ユニットをテストしてください。