pdf-icon

Product Guide

リアルタイム音声アシスタント

OpenAI ボイスアシスタント

XiaoLing ボイスアシスタント

AtomS3R-M12 Volcengine Kit

オフライン音声認識

Industrial Control

IoT Measuring Instruments

Air Quality

PowerHub

Module13.2 PPS

入力デバイス

Ethernet Camera

ディップスイッチ使用ガイド

Module ExtPort For Core2

Cardputer-Adv + Cap LoRa868 を使った Meshtastic の利用方法

1.Meshtastic の紹介

詳しくは、M5Stack 製品で Meshtastic を使うMeshtastic 公式サイト をご参照ください。

2.準備作業

ハードウェアの準備

安全注意
アンテナを取り付けずにデバイスの電源を接続・起動しないでください。ハードウェアが永久に損傷する可能性があります!

M5Burner のインストール

M5Burner は、M5Stack によって提供されている統合ファームウェア書き込みツールです。このツールを使えば、さまざまなデバイスに簡単にファームウェアを書き込むことができます。

お使いのコンピューターのオペレーティングシステムに応じて、以下のリンクから M5Burner の適切なバージョンをダウンロードしてインストールしてください。

ソフトウェアバージョン ダウンロードリンク
M5Burner_Windows Download
M5Burner_macOS Download
M5Burner_Linux Download

メインコントローラへのファームウェア書き込み

操作手順
Cardputer-Adv にファームウェアを書き込む前に、Cap LoRa868 を接続しないことを推奨します。

M5Burner を開き、左側のデバイス一覧の下部にある ALL を選択し、上部の検索ボックスに「Meshtastic」と入力します。検索結果から Cardputer-Adv に対応するファームウェアを選び、Download をクリックします。

Cardputer-Adv 上面のスイッチを OFF にし、隣の G0 ボタンを押しながら USB-C データケーブルで PC に接続し、その後ボタンを離します。デバイスがダウンロードモードに入ります。Burn をクリックし、対応する USB ポートとボーレート 1500000 を選択、Start をクリックして書き込みを開始します。Burn successfully, click here to return と表示されたらボタンをクリックしてください。完了後、Cardputer-Adv と PC の接続を外します。

書き込み中に問題が発生した場合、PC に USB ドライバのインストールが必要となる可能性があります。詳しくは Cardputer-Adv の製品ドキュメントページ を参照してください。

デバイスの取り付けと起動

Cap LoRa868 に付属するアンテナを取り付けた後、Cardputer-Adv に装着します。正しくしっかり装着したことを確認したら、上面のスイッチを ON にするか、USB-C ケーブルを接続して電源を供給します。起動後に Set the LoRa region 画面が表示されます。ハードウェアの種類に応じて地域パラメータを設定する必要があります(本例では EU_868)。操作方法は、上面の G0 ボタンを短押しして次のオプションに移動し、G0 ボタンを長押しして選択を確定します。

選択を確定するとデバイスが再起動します。起動画面には Meshtastic の "//\" アイコン、左上に地域パラメータ、右上にファームウェアバージョン、本体のショートネーム(4 文字の英数字コード)が表示され、その後メイン画面に移行します。

スマートフォンとの連携・名称の変更

お使いのスマートフォンのオペレーティングシステムに応じて、以下のリンクから Meshtastic アプリをダウンロードしてインストールしてください。

iOS 版と Android 版の Meshtastic アプリは基本的な機能は同じですが、インターフェースが大きく異なるため、それぞれの操作手順とスクリーンショットを以下に分けて説明します。アプリの機能やインターフェースは随時更新される可能性があります。以下の説明は参考用です。必ず最新版アプリの実際の操作に従ってください。

Meshtastic アプリを開き、Bluetooth などの権限を許可すると、Bluetooth ページに入り、スマートフォンが検出した近くのノードが表示されます。複数のノードがある場合は、デバイスの画面右上に表示されている 4 桁のコードを確認してください。スマホで一致するコードをタップし、デバイスに表示されている 6 桁の Bluetooth ペアリングコードを入力して、デバイスとスマホをペアリングします。

Meshtastic では、デフォルトで各ノードが覚えにくいランダムな 4 文字のコードで識別されます。わかりやすく管理・通信するために、ユーザー名を設定することができます。

Meshtastic アプリの「Settings」ページで下にスクロールして「User」をタップし、長い名前と短い名前を入力します。下部の「Save」をタップして、デバイスに設定を保存します。

短い名前は最大 4 文字で、アイコンに表示されます。

Meshtastic アプリを開き、アプリの紹介を読み、右下の ">" ボタンをタップして「Node Settings」ページに進みます。"+" ボタンをタップし、Bluetooth 権限を許可すると、スマートフォンが近くのノードをスキャンします。複数のノードが見つかった場合は、デバイス画面右上に表示されている 4 桁のコードを確認してください。スマホで一致するコードをタップし、デバイスに表示された 6 桁の Bluetooth ペアリングコードを入力してペアリングします。

Meshtastic では、デフォルトで各ノードが覚えにくいランダムな 4 文字のコードで識別されます。わかりやすく管理・通信するために、ユーザー名を設定することができます。

Meshtastic アプリの「Node Settings」ページで「Provide phone location to mesh」をオンにし、右上の三点メニューから「Radio configuration」を選択します。

短い名前は最大 4 文字で、アイコンに表示されます。

これで準備作業はすべて完了し、日常的に使用を開始できます。

注意
ESP32-S3 チップが Meshtastic ファームウェアを実行している場合、Bluetooth と Wi-Fi は同時に使用できません。デバイスはデフォルトで Bluetooth が有効で、Wi-Fi は無効になっています。もし手動で設定を変更して Wi-Fi を有効にすると、デバイスはスマートフォンと Bluetooth で接続できなくなります。このような場合は、USB データケーブルでデバイスをパソコンに接続し、Chrome ブラウザで Meshtastic Web Client を開いて Wi-Fi を無効にすると、Bluetooth が自動的に再度有効になります。

3.機能の使用

モバイルアプリ

Meshtastic モバイルアプリは一般的なインスタントメッセージアプリに似ており、チャンネルメッセージ(グループチャットに相当)や個別チャットメッセージの送受信が可能です。また、チャンネルの作成、共有(招待)、参加も行えます。

モバイルアプリの詳細な説明については、Meshtastic 公式ドキュメントを参照してください:

位置情報

Cap LoRa868 には GNSS / GPS が搭載されており、Meshtastic モバイルアプリの Mesh Map / Map ページで付近の Meshtastic デバイスの位置を確認できます。これにより、屋外などの場面で仲間同士が互いの位置を簡単に確認できます。

デバイス操作

Cardputer-Adv にはフルキーボードが搭載されており、文字入力に対応しています。本体のファームウェアにもメッセージ送受信などの基本機能が含まれています。

上図はメイン画面で、下部のアイコンはデフォルトで非表示になっています。G0 ボタンを短押しすると右にページを切り替え、キーボード右上の ⬅️ backspace キーを短押しすると左にページを切り替えます。ページは左から右の順に並んでいます:

  • ホームページ:近隣のオンラインノード数と直近のオンライン時間、GNSS / GPS 衛星数、ChUtil チャンネル利用率、本デバイスのロングネームとショートネームなどの情報を表示します。
  • 最近のメッセージページ:直近に受信したメッセージの時刻、送信者、メッセージ内容を表示します。
  • ノード信号ページ:近隣のオンラインノードの信号情報を表示します。内容にはショートネーム、直近のオンライン時間、距離、信号強度などが含まれます。
  • ノード方向ページ:近隣のオンラインノードの方向情報を表示します。本ノードを中心として、他ノードが真北を基準に時計回りでどの角度にあるかを示します。
  • 位置情報ページ:本機の GNSS / GPS で取得した情報を表示します。日付、緯度経度、標高、コンパスなどが含まれます。
  • LoRa情報ページ:本機の LoRa 設定を表示します。地域、プリセット、具体的な周波数、チャンネル利用率などが含まれます。
  • メモリ使用状況ページ:本機の Heap Memory と Flash Storage の使用状況、ファームウェアバージョン、稼働時間を表示します。
  • 現在時刻ページ:現在の時・分・秒を表示します。このページは Bluetooth でスマートフォンと接続している場合、または GNSS / GPS に信号がある場合のみ表示されます。
  • 特定ノードページ:近隣の単一オンラインノードの詳細情報を 1 ページで表示します。このページは複数存在する可能性があります。

上図のように、各ページで G0 ボタンを長押し または ↩️ Enter キーを短押しすると、対応するメニューを呼び出せます。メニュー内では、G0 ボタンを短押しして次の項目に移動し、G0 ボタンを長押し または ↩️ Enter キーを短押しして選択を確定します。

上図はメッセージの受信と返信操作を示しています。返信時にはプリセットメッセージを選択するか、自由に文字を入力できます。プリセットメッセージはモバイルアプリで変更可能です。自由入力した文字は ↩️ Enter キーを短押しして送信します。

メイン画面の任意のページで、キーボードの文字/数字/記号キーを押すことで、すぐに自由入力が可能です。文字入力中に Aa キーを短押しすると大文字ロックを切り替え、⬅️ backspace キーを短押しすると左側の文字を 1 つ削除できます。

上図のように、文字入力ページで tab キーを短押しすると送信可能なチャンネル(グループチャット)やノード(個別チャット)が表示されます。G0 ボタンを短押しして次の選択肢に移動し、G0 ボタンを長押し または ↩️ Enter キーを短押しして選択を確定します。

ファームウェアは一部の Emoji 表示にも対応しています 😀

4.関連リンク

5.関連動画

Coming soon...

On This Page